日生協からユニセフに3億7681億円

 日本生活協同組合連合会(略称:日本生協連、会長:山下俊史)は5月20日ユニセフ支援として全国の生協に呼びかけた募金総額が3 億7,681 万円(全国308 生協)になったと発表しました。集計を始めた1983 年度からの累計募金総額は、68 億6,400 万円。
 なかなかすごい金額だと思いませんか。日生協連傘下の組合員は2400万人いいますから、1人当たり15円程度でしょうか。全員が寄付するわけではないでしょうが、15円でも2400万人いると巨額の寄付金となるのです。日生協連は国際的にみても最大規模の組織だと思います。組織の力は大きいです。
 募金は、店舗や宅配時の呼びかけに加えて、家庭への小さな募金箱の配布、子どもたちにお年玉からの募金を呼びかける「お年玉募金」、学習会や活動交流会の開催、募金先を指定し現地との交流を図りながらすすめる「指定募金」など多彩です。
 先日、日生協渉外広報本部の市川智弘さんと、ユネスコが主催したシンポジウムに出かけました。品川駅の近くにユネスコハウスという瀟洒なビルがあります。悩ましいのは援助する側とされる側の「格差」の問題です。人々の貴重な寄付金のどこまでが途上国で本当に困っている人たちに届いているのかなどと考えてしまいました。余計なことでしょうかね。(伴 武澄)