2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

高知市で賀川豊彦献身100年講演会

安部磯雄が最初につくった同志社生協 

同志社生協が大学生協の嚆矢であることを最近知った。1898年、社会主義者、安部磯雄が教員時代に学生に呼びかけてつくったが、軌道に乗る前に1年足らずで倒産した。 設立の歴史についてはほとんど残っていないが、安部磯雄自身が雑誌「家庭之友」190…

分かち合い 再び脚光 【8月29日朝日新聞(大阪紙面)】

分かち合い 再び脚光 「生協運動の父」賀川豊彦活動100年 キリスト教の精神に基づいた社会運動家で、日本の生活協同組合(生協)運動の父とされる賀川豊彦(1888-1960)が、民衆を支える活動に身を投じ、今年で100年の節目になる。足跡を顧みる催しが開か…

同志社大学でも10月に献身100年講演会

賀川豊彦献身100年記念講演会大学生協と賀川豊彦−賀川豊彦献身100年にあたり−講師 原 誠先生(同志社大学神学部教授、キリスト教文化センター長)テーマ 「神と人と社会をつなぐ ー賀川豊彦の活動の歴史的意義」講師 伴 武澄先生(共同通信社ニュースセン…

『乳と密の流るる郷』が届いた!! (続々)野尻武敏

3.見直される賀川豊彦 賀川は昭和35年(1960年)に71歳の生涯を東京で閉じるが、わが国ではそれほどの人が、今では関係のサークル以外ではその名を知る人さえ稀なほどに、長き間忘れられてきた。ところが、このところ変化の兆しが見られる。先頃は『産経新…

『乳と密の流るる郷』が届いた!! (続)

2.不出世の人、賀川豊彦 野尻武敏 この小説は、農家向け雑誌「家の光」の昭和9年(1934年)1月号から翌年(1935年)12月号にわたって連載され、昭和10年に改造社から単行本として刊行された。その後絶版となっていたが、昭和43年(1968年)に再び家の光…

2009年7月 労福協NEWS 賀川献身100年徳島プロジェクト発足

Yukio Hatoyama: ‘My Political Philosophy’

民主党代表、鳩山由紀夫氏の「友愛政治」が8月13日のフィナンシャルタイムズに掲載されました。「友愛」をBrotherhood ではなく、fraternityとしています。 - Published: August 13 2009 17:14 | Last updated: August 13 2009 17:14Translated extracts fr…

『乳と密の流るる郷』が届いた!!

家の光協会からPR用見本として『乳と密の流るる郷』が共同通信社の職場に届いた。誰よりも早く関心の新刊本を手にすることが出来るのはこの職業の嬉しい瞬間だ。これは「書評を書け」という圧力でもあるから、喜んでばかりいられない。 発行は8月末とされ…

医療で町を元気に 駅に診療所、にぎわう商店 【朝日新聞】

長野県の佐久病院はJA長野厚生連の協同組合病院だ。戦後まもなく若月俊一先生が赴任して、地域の人々の中に入って医療を立ち上げた。10年以上も前から親しくしていただいている色平哲郎さんは若月先生にあこがれて佐久にやってきて最近まで南相木村の診…

賀川豊彦養生の地、蒲郡を訪ねて 杉浦秀典

蒲郡に行ってきた。7/9-10日と、三遠プロジェクトが主催した、上映講演会のお手伝いに行ったのだが、上映時間までの合間に、賀川豊彦ゆかりの地を見聞してきた。写真は、「海辺の文学館」という蒲郡博物館の分館であるが、地元にゆかりのある文人として、賀…

武内勝先生を語る 中村竹次郎 「雲の柱」昭和12年4月号から

「私は若い時、体を八つ裂きにして此の一身をキリストに捧げたいと思った。唯十字架の死を憧憬るるだけでは物足りないので」 武内先生のかく語らるる言葉を聞いた時、私は慄然として先生の温容を今更の如く見守ったことだった。温容の言葉に相応しい先生のあ…

小説『乳と蜜の流るる郷』、家の光協会から復刻

賀川豊彦ブックフェアが9月から銀座・教文館で開催

賀川豊彦献身100年記念事業の一環として、賀川豊彦ブックフェアが東京銀座の教文館3Fで9月1日から30日まで開催される。展示されるのは、ここ数年発刊された賀川豊彦関連図書。教文館は銀座3丁目、山野楽器やミキモトの並びの本屋だが、キリスト教関連の…

プラティープさんの『体験するアジア』−1日1バーツ学校

プラティープさんは16歳のとき、クロントイ・スラムで「1日1バーツ学校」を始めた。「住んでいた家の庭先を使って私塾を開くことにしました。先生にあこがれていたこともあったのですが、自分の生活を支えるためでもありました。いや、それよりも、私たち…

プラティープさんの『体験するアジア』−450万円の義捐金

夏休み、秦辰也・プラティープ・ウンソンタム・秦共著の『体験するアジア』(明石書店、1997年)を読んだ。秦・プラティープさん夫妻による日本・タイ共生論である。7月の神戸でのシンポジウムで秦・プラティープさんと出会い、なかなか出来ないことをタイ…

『賀川ハル史料集』まもなく発刊

『賀川ハル史料集・全3巻』(緑陰書房)が8月10日に発刊する予定。3巻で8万円という高価な本だが、賀川豊彦のコーワーカー筆頭者であるハルの著作(単行書、雑誌、新聞などに掲載されたもの、未発表の手稿類)、日記、書簡、写真を網羅し、日記、手稿…

献身100年記念「第17回コープこうべ第九コンサート」開催

「コープこうべ第九合唱団」と「交響楽団ひびき」が共演します。今年は賀川豊彦献身100年を記念して、第1部で「メサイア」を演奏します。 とき=11月15日(日)15時開演(14時15分会場) ところ=兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール(阪急西宮北口南) 入場料…

JAに求められる賀川、ユヌス氏の発想【JA教育文化9月号】

家の光協会が発行する月刊誌「JA教育文化」9月号に賀川豊彦とJAについて投稿を求められた。本日発売の同誌に掲載されたコラムを転載する。 - 「賀川豊彦献身100年」の今年、ノーベル平和賞受賞者のバングラデシュのムハマド・ユヌス氏を神戸市に招いた…