宇宙に我を刻印する

宗教とは宇宙に我を刻印する運動である。

自分の顔を自分の目でみたものはあるか?

神は同時に心である。

神とは心の無限絶対の境地である。

神の子になると思うと自分に価値が生まれる。

以上は「神とは何か」に答えた賀川豊彦の言葉であるが、
普通の人間にはなかなか言えない言葉である。
賀川にとって「神」と「宇宙」「心」は同一のものなのかもしれない。
賀川豊彦セレクションで、賀川の作品に日々接している中で、考えさせられることが多い。(伴 武澄)