2009-04-06から1日間の記事一覧

四方の海みな同胞 賀川豊彦

中国の春秋時代に、呉王夫差が、越の国を伐つて、父の仇を報じようと志し、復讐の心を忘れぬため、毎夜、薪の中に寝て、自ら身を苦しめたといいます。また一方、越王匂踐も、呉の国を伐つて、会稽の恥をそそごうと志し、膽を室内に掛けて、これを嘗め、片時…