2010-05-01から1日間の記事一覧

(14)−献身・新川での一夜

新川での一夜 後に同志社大学の総長になる牧野虎次は賀川より20歳も年が上でしたが、賀川を終世、先生を呼んでいました。 ある夏の夜、新川で開かれた伝道集会で話をしました。集会が終わって、牧野は賀川の家に泊めてもらうつもりでいましたが、賀川は「…

30 「地球の覚醒」(1948年10月号)

――世界連邦国家の出発―― 春が来れば、蕾は開かずにはおらぬ。太陽が南から帰れば結氷は解けるものなのだ。霊魂の蓄が!そして人間の意識の結氷が不安定になつた日に全人類連帯の世界連邦の芽が生えるのだ。それを空想と笑つてはならない。誰れが南太平洋の喰…