4日から汐留ミュージアムで「ウイリアム・メリル・ヴォーリズ展」

 「ウイリアム・メリル・ヴォーリズ展」
 4月4日−6月21日
 パナソニック汐留ミュージアム
 (港区東新橋 パナソニック電工ビル4F)
 ウイリアム・メリル・ヴォーリズ(1880−1964)は日本近代において独特の存在感を放っている建築家です。
 アメリカ・カンザス州に生を受け、1905(明治38)年に来日したヴォーリズは2年間、滋賀県立商業学校(現在の滋賀県近江八幡商業高等学校)で英語教師を務め、その後も近江八幡の地にとどまって、幅広い活動を繰り広げました。建築事務所や現在の近江兄弟社へとつながる事業を立ち上げ、建築家や実業家として活躍する一方、地道で熱心な伝道活動を続けました。また彼は軽井沢にも拠点をもち、毎夏、避暑に訪れる外国人宣教師らと交流して人脈を広げ、全国各地に数多くの名作建築を遺しました。
 ミッションスクールや教会、商業施設から個人住宅まで多岐にわたるヴォーリズ作品は、いずれもそこに集う人々への深い思いやりにあふれています。
 本展では、今もなお日本に多くの愛好家をもつヴォーリズ建築の尽きない魅力を、貴重なオリジナル図面や写真、映像でご堪能いただきます。特にヴォーリズ夫妻が毎夏を過ごした軽井沢の浮田山荘(旧ヴォーリズ邸、1922)を、ウオークインの原寸大模型で紹介する等、彼が目指した「理想の住空間」とは何だったのかを彼の遺した作品や言葉のかなに探ります。http://blogs.yahoo.co.jp/heiwakyokai/30407784.html