ソウル・シンポジウムでの金在一牧師





 韓国のソウルで賀川豊彦献身100周年シンポジウムが開催できたのは、ひとえに金在一(キム・ジェイル)牧師のおかげでした。現在は北朝鮮との国境にあるヨンピョン島の教会を牧しておられますが、最近までソウルで生活協同組合の運動家でもあった。
 徳島市の小説家、林啓介氏が書いた賀川の伝記『『阿波の偉人伝 時代を超えた思想家賀川豊彦』に着目し、ハングル語に翻訳したのは、すでに報告済みである。ソウルのキリスト教の若者が集うチョンオラム・アカデミーの支配人である梁熙松(ヤン・ヒソン)らとともに賀川豊彦の再評価運動を展開している。
 写真でご覧いただけるように、柔和な笑顔が印象的なキリスト者である。キムジィル牧師によれば、ヨンピョン島はかつて南北の戦闘も経験した国境の町。住民の多くは韓国軍兵士とその家族である。

 北が西海で挑発 韓国艦艇が沈没 朝鮮日報2002/06/29】

 29日午前10時25分頃、西海・延坪(ヨンピョン)島西方14マイル付近の海上で、北方限界線(NLL)を侵犯した北の警備艇の奇襲砲撃で、南北海軍の間で交戦が発生した。この過程で、高速艇長のユン・ヨンハ(26)大尉ら韓国海軍兵士4人が死亡し、1人が行方不明となった。