神戸ではまだ平積みの賀川本

「三ノ宮の駅前ビルの上にあるジュンク堂では、いまだ賀川の本が平積みだ」(入口近くの売れ筋コーナー、撮影=賀川督明)




 賀川関連本は大きく宣伝されたわけではないが、静かに売り上げを維持しているようだ。取材によると、劇画『死線を越えて』(家の光協会)の販売は1万3000部を超え、復刻した小説『乳と蜜の流るゝ郷』(同)の二刷も残部が少なくなり、三刷の可能性も出てきたという。(伴 武澄)