賀川豊彦関係団体・協同組合協議会が発足

 4月20日日本生活協同組合連合会日本コープ共済生活協同組合連合会、全国労働者共済生活協同組合全労済)、全国労働金庫協会、(ろうきん)、全国共済農業協同組合連合会共栄火災海上など6団体が集まり、「賀川豊彦関係団体・協同組合協議会」を発足させた。協議会メンバーには6団体のほか、賀川豊彦記念松沢資料館、賀川記念館(神戸市)、鳴門市賀川豊彦記念館、国際平和協会が加わった。
 賀川豊彦献身100年記念事業実行委員会が3月末で解散したが、献身事業で生まれた賀川関係団体の交流の輪を今後とも継続するのが目的。会長には日本生協連渉外広報本部長の青竹豊氏が選ばれた。会則、事務局など協議会の詳細は今後詰める。
 献身事業実行委員会は「賀川豊彦賞」の創設を当初、計画していたが、現在の体制では資金面や事務局の維持など困難が伴うことから今回は見送ることになった。
 協議会は職員研修や社会貢献活動など幅広い分野で協力・交流を図るとともに、2012年の「国連協同組合年」に向けて共同でイベントなどを開催、「賀川賞」の創設も将来的課題として検討することになった。今後、献身記念事業に参加した団体にも加入を働きかける考えだ。