2008-10-31から1日間の記事一覧

『死線を越えて』の発刊(1)

賀川が貧民窟に入って10年たった頃から、その体験を生かして書いた論文が、中央の知識人の間の話題にもぼってきた、ことに『貧民心理の研究』は異色のある著述として学会からも注目せられた。 そこへ沖野岩三郎が、大正7年11月の雑誌「雄弁」に「日本基…