2009-09-15から1日間の記事一覧
賀川豊彦といっても、若い世代にはもう無名に近い存在になっているのではないか。それがいささか淋(さび)しい。敗戦直後、かれの「死線を越えて」を読んで、全身が震えるような感動を覚えたことが忘れられない。 貧民窟(くつ)にのりこんだ主人公が悪戦苦…
賀川豊彦といっても、若い世代にはもう無名に近い存在になっているのではないか。それがいささか淋(さび)しい。敗戦直後、かれの「死線を越えて」を読んで、全身が震えるような感動を覚えたことが忘れられない。 貧民窟(くつ)にのりこんだ主人公が悪戦苦…