隅谷三喜男著『賀川豊彦』が再販

 隅谷三喜男著『賀川豊彦』が、岩波現代文庫(1071円)で発行された。千葉大学の小林正也教授による解説が新たに付け加わった。賀川豊彦献身100年から2年、やはり賀川は現代社会に必要とされているようである。検診100年をともに過ごした全国の多くの仲間と喜びたい。

 来年は国連協同組合年。日本として何が発信できるのか、事務局は多分試行錯誤の時間をすごしているのだろうと思う。この間、賀川督明さんと話していたら、事業としてのクリーンエネルギー事業を協同組合としてできないものかという議論になった。というより督明さんの発想だ。

 アイデアは生業としているミツカンの雑誌「水の文化」での取材の中から生まれた。8月には高知県梼原町香美市安芸市などを取材し、一部、筆者も同行させてもらったが、クリーンは何も小水力だけではない。協同組合である農協や漁協が事業として取り組めば、画期的なことになるのではないかと考える。(伴 武澄)