2012-01-20から1日間の記事一覧

(21)−中野総合病院

協同組合病院 購買組合の次に手がけたのが、組合病院でした。賀川が新川の貧民窟で診療所を開設して無料で貧しい人たちの病気を治したことは話しました。当時、貧困と病気は隣り合わせでした。貧しいから無理をする。無理をするから病気になったり、けがをし…

(20)−コープこうべ

コープこうべの誕生 賀川豊彦は1914年から1917年にかけてアメリカのプリンストン大学に留学します。アメリカから帰国した賀川を余人が真似できないのは神戸の貧民窟に帰るところです。賀川は社会活動を再開するのですが、その活動は質的に大きく変化…

(19)−農村の若者がつくった龍水時計

7 農村の若者がつくった龍水時計 リズム時計の源流は賀川豊彦が戦後、埼玉県葛飾郡桜井村(当時)に創業した農村時計製作所だったと話すと誰もがびっくりします。 現在の農協の原形をつくったのは賀川豊彦だった。1922年、福島県でキリスト教の伝道の傍…

(18)−協同組合が示す持続可能な経営

次に私がJA職員向けの雑誌「教育と文化」2009年9月号に書いたムハマド・ユヌスさんと賀川に関するコラムを紹介します。 協同組合が示す持続可能な経営 2009年3月、賀川豊彦献身100年でノーベル平和賞受賞者のバングラデシュのムハマド・ユヌ…