平和運動

愛国心

尖閣諸島をめぐってまた日中間があやしくなってきた。国境問題はずっと愛国心を煽る格好の素材となってきた。8月28日の日経新聞勇敢のコラム「あすへの話題」にエッセイストとして寺澤芳男さんが「愛国心」について書いていた。 - ずい分前の話になるが、作…

賀川、オバマ、鳩山にみるコペ転(続)

中野 ワシントンに住んでいた時のことですが、ワシントン大聖堂に日本人として唯一、賀川豊彦の像がありました。世界的にすごいですね。賀川という人は。 伴 ロサンゼルスにはカガワ・ストリートもあります。アメリカはキリスト教の国ですから、ことあるごと…

賀川、オバマ、鳩山にみるコペ転

11月03日、京都三条ラジオカフェのThinktank Journalで放送されたインタビューです。 http://fm797thinktank.seesaa.net/article/130321312.html - 中野 今日のお客さまは同志社大学で講演のため、京都に来ている国際平和協会の伴さんです。伴さんは賀川豊彦…

「賀川豊彦・人と業績」について

「賀川豊彦・人と業績」という賀川を紹介する格好の冊子がある。松沢資料館の発行で編者は長男の純基氏である。この冊子はもともとは1960年、賀川をノーベル平和賞に推薦する目的で編集されたことは知られていない。現在の冊子の見出しは以下の通りであ…

賀川豊彦ノーベル平和賞候補推進委員会の「会報」第2号

松沢資料館の杉浦秀典氏から「会報 第二号」と題したA4のコピーをもらった。「賀川豊彦ノーベル平和賞候補推進委員会」の会報なのだが、ノーベル財団に対して賀川を平和賞に推挙する運動が国内にもあったことに少々驚いた。日付も主催者も書かれていない一…

各国で広がる平和省設置運動

2008年9月16日「朝日新聞」の記事から 「平和省を」広がる輪 暴力抑止進める政府機関 家庭内暴力から国際紛争に至るまで、「争いごと」の抑止や暴力によらない解決を進める政府機関「平和省」の設置を求める運動が、約30の国・地域で広がっている。…

少年平和読本「四方の海みな同胞」 賀川豊彦

(『国際国家』1950年4・5月号から転載) 中国の春秋時代に、呉王夫差が、越の国を伐つて、父の仇を報じようと志し、復讐の心を忘れぬため、毎夜、薪の中に寝て、自ら身を苦しめたといいます。また一方、越王匂踐も、呉の国を伐つて、会稽の恥をそそご…

李承晩大統領に訴える 賀川豊彦 1955年12月8日付け毎日新聞

1952年、韓国の李承晩大統領は対馬海峡に一方的に軍事境界線「李承晩ライン」を引いて、日本の漁船による漁獲に対して、臨検・拿捕を強行した。日本側は韓国の強硬姿勢になすすべがなかったが、賀川豊彦は毎日新聞に「李承晩大統領に訴える」という長文…

侵略者の末路

賀川豊彦を論じるというより知ってもらいたい。そんな気持ちがずっとある。僕が書く賀川の姿より、すでに書き手としての賀川がその昔、存在していて多くの共感を得ていた。 僕が感動したいくつかの賀川の文章を読むことから賀川を知ってもらいたい。次に紹介…